整った思考とは

 整った状態というのは自分が今どのような状態になっているのかを把握できているということです。今の自分の欲求や抱えている問題、携わっていることがこれだけあると認識できているということです。

そういう状態にあることで、入ってきた情報をうまく振り分けられ、今何をすべきかが見えてきます。  

 人は自分で何かを決める時は最終的に直感で決めます。もちろん考えることや調べることは大切ですが、どんなに考えて分析をして決めたつもりでも必ず漏れている要素というのはあります。

つまり考えることには終わりがなく、完璧な答えを求めることにも終わりはありません。完璧な答えが出てから行動しようと思うと行動できなくなります。ですから最終的に直感が必要になります。その直感を信じられるものにするのは思考が整っている必要があります。

  整っているというと、なんだかおとなしくてつまらない感じがするかもしれませんがそうではありません。行動力はあるが落ち着いているということです。情熱はあるが冷静と言っても良いかもしれません。私の言う整っているというのは整理するだけでなく、そこから意欲や行動が生まれることをという意味を持たせています。

 頭の中を整理するのって大変そうと思われるかもしれません。しかし頭の中の全てを書き出さなくても良いのです。自分に質問を繰り返せば、それこそ無限に出てくるのできりがありません。書き出した物を全てをきっちり並べたりグループ分けしなくても、自分が「それでよし」とするものに関してはそのままで良いのです。

 思考が整うことで今どのような状態になっているのかを把握できて直感を信じられるものにできます。やるべきことが見え、それに集中して挑戦することができます。